2009.11.25 Wednesday
a hard core message with soft outer cover(3)
オバマ大統領アジア歴訪総括(3)
コペンハーゲン数値目標の先送り
APEC首脳会議に突然訪問したデンマーク首相。朝食会で、コペンハーゲンのIPCCで削減目標を設定しないという合意ができました。オバマ大統領がその場にいますからアメリカの環境擁護論者は大騒ぎです。
オバマ大統領は気候変動問題を主導すると言ってきました。気候変動法案は上院で揉めています。成立するにしても一月以降という見方です。そして、IPCC数値目標からの後退です。
“オバマは口だけ、実行力も指導力もない”という批判になっています。
デンマークの首相が飛んできたのはオバマ大統領がいるからです。そうでなければ来ません。ヨーロッパではメルケルドイツ首相がつい一週間前に、アメリカが削減目標を決めないのならIPCCの出席を見合わせると脅かしたばかりです。IPCCをめぐってクリントン長官はアジアで関係国と交渉を行ってきました。ヨーロッパでも活発な動きがあったのでしょう。その結果が朝食会であっさり決まってしまった。
これでオバマ大統領、つまりアメリカが気候変動問題でも主導権を握ることが確実になりました。同時に、これは中国の戦略をずたずたにする効果も持っています。
コペンハーゲンが難しい会議になる理由はいくつかありますが、そのひとつが先進国と中国、インド、ブラジルなどの新興大国の間の溝です。新興大国は、先進国が大幅な削減をするのは当然で、同じような削減目標設定に反対しています。つい先ごろ、その立場でインドと中国が手を結んだという報道があったばかりです。それが無駄になるだけなら問題はないのですが、次の米中共同声明を読めばこの数値目標からの撤退効果の意味が分かると思います。
(米中共同声明に続く)
コペンハーゲン数値目標の先送り
APEC首脳会議に突然訪問したデンマーク首相。朝食会で、コペンハーゲンのIPCCで削減目標を設定しないという合意ができました。オバマ大統領がその場にいますからアメリカの環境擁護論者は大騒ぎです。
オバマ大統領は気候変動問題を主導すると言ってきました。気候変動法案は上院で揉めています。成立するにしても一月以降という見方です。そして、IPCC数値目標からの後退です。
“オバマは口だけ、実行力も指導力もない”という批判になっています。
デンマークの首相が飛んできたのはオバマ大統領がいるからです。そうでなければ来ません。ヨーロッパではメルケルドイツ首相がつい一週間前に、アメリカが削減目標を決めないのならIPCCの出席を見合わせると脅かしたばかりです。IPCCをめぐってクリントン長官はアジアで関係国と交渉を行ってきました。ヨーロッパでも活発な動きがあったのでしょう。その結果が朝食会であっさり決まってしまった。
これでオバマ大統領、つまりアメリカが気候変動問題でも主導権を握ることが確実になりました。同時に、これは中国の戦略をずたずたにする効果も持っています。
コペンハーゲンが難しい会議になる理由はいくつかありますが、そのひとつが先進国と中国、インド、ブラジルなどの新興大国の間の溝です。新興大国は、先進国が大幅な削減をするのは当然で、同じような削減目標設定に反対しています。つい先ごろ、その立場でインドと中国が手を結んだという報道があったばかりです。それが無駄になるだけなら問題はないのですが、次の米中共同声明を読めばこの数値目標からの撤退効果の意味が分かると思います。
(米中共同声明に続く)